1997年7月竣工、築22年のマンションリノベーション
テーマは「ブティックホテル」
住環境での多様性を配慮しデザインしました。
外国人の方も視野に入れ極力部屋の大きさ・天井高さ、照明を工夫し設計しました。
またオールバリアフリーの玄関廊下のサンドタイルはホテルのエントランスを意識し、買い物帰りなどの手荷物置場や靴を脱ぎ着する際のスツールとして役立ちます。
そしてリビングキッチンと洗面を2wayにすることでシチュエーション別の用途を最大限活かせるよう配慮、主寝室は来客時のONとプライベートのOFFとを共存できるようプライバシーを確保し、あらゆるシチュエーションでの多様化を意識し設計しました。

内装はエイジド感あるスモークウッドのハイドアに、オッシダート仕上げのアッシュフローリングをグレージュカラーで採用。グレード感を保ちながら素材の微妙な動きの違いを楽しんでもらえるよう工夫を凝らしました。LDKはゲストを招くゆったりとしたラウンジをイメージ、天井を高く見える工夫として間接照明で室内全体の広がりを効果的に演出。また洋室との間仕切り壁は生活感が出ないようストーンタイルをアクセントにし、絵画などを吊るせるようレールを配置、住まわれる方のこだわりが主張できるポイントにしました。

従来のカタにハマらない、自由な発想で。
無いといけない新しい暮らしの一部になれるように。